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ホンダが“ゴタゴタ続き”でも業績絶好調のワケ |
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| 先生@管理人 [神の領域!] [940回(55135pt)] [2011/2/3(木) 午後9:49:56] |
子会社の不適切取引や創業者長男の実刑確定など、自動車大手のホンダが、相次いでスキャンダルに見舞われた。世界的なブランドとして定着し、これまで大きな不祥事がないホンダにとってはまさに“泣きっ面に蜂”。だが、足下の業績では、営業利益は年間の目標を4〜12月期の9カ月で上回り、大幅上方修正するに至っている。そのワケは−。
ホンダの子会社、ホンダトレーディングで先月24日、循環取引が発覚した。冷凍のシラスやエビを市場価格を大幅に上回る価格で購入し、それを売り戻すことを繰り返すなどして取引額を大きく見せかけていた。
水産物取引は創業者である故・本田宗一郎氏の肝いりで1970年代に始めた歴史ある事業。これにドロを塗った格好で、ホンダとしても、在庫品の価値の見直しや取引先からの債権回収が困難になった影響を貸倒引当金として、2011年3月期決算10〜12月期に販売管理費として計上。営業損益段階で「150億円のマイナス」(近藤広一副社長)となったというから痛い。
これで終わるかと思ったら、同27日には本田宗一郎氏の長男で、エンジンメーカー「無限」(埼玉県朝霞市)の約10億円脱税事件で、法人税法違反の罪に問われた社長、本田博俊被告の実刑が確定した。
無限は、ホンダとの資本関係はないが、創業家の不祥事、子会社であるホンダトレーディングの不正取引が立て続けて起きたことに「年明け早々、ホンダもついていない」(自動車専門誌記者)という見方が広がった。
だが、その逆風をものともしないのが、今のホンダ。2010年4〜12月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比で約2倍の5236億円。通期年間目標の5000億円をすでに上回り、業績の大幅な上方修正を実施した。
ホンダトレーディングの損失も織り込んでのことで、米国で利幅の大きなSUV(スポーツ用多目的車)の販売が好調なのが主因。国内のエコカー補助金打ち切り後の停滞を補って余りある状況という。
これを好感し、株価は昨年来高値を更新、時価総額が国内企業でトヨタ自動車に続いて2位になるなど不祥事ショックは尾を引いていない。
先月31日の決算発表では、トレーディングの件について、内部調査を継続中とし、会見での明確な陳謝は行わなかった。この点に対する対応のまずさは指摘されているが、さすがは世界のホンダ。その底力、恐るべし。 |
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